こんばんは、仕事大好き、ワーカホリック滝川@マネテク!です。

…ワーカホリックというほどは仕事してません(笑)。
10連休もカレンダー通りお休みさせて頂いております。

というわけで、「読書を仕事につなげる技術」が名著過ぎることを最近改めて感じている山口周さんの最近の本を読んでみました。

(過去記事)
・(書評)外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 山口周 | ブックスたきがわ

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仕事選びにあたっての基本的な考え方

内容は、以前書かれた「天職は寝て待て」の改訂版です。
基本的なメッセージはいきなり表紙カバーの折返しの部分に書かれているので、明確です。

・仕事選びを予定予定調和させることはできない。
・自分をオープンに保ち、いろんなことを試し、しっくりくるものに落ち着くしかない。

特に、まだ社会人経験もない新卒の学生が、自分の天職が何なのか、ということを合理的に判断できるはずがない、とういうのは当然のことだと思います。
もちろん、その時点でのベストな選択をすべく努力した結果、ある企業に就職したりするわけですが、結果的にそれが正しいかどうかは分からない、ということです。

気になった部分の抜き書き

例によって、気になった部分を抜書きしておきたいと思います。

イノベーションを阻害しがちな日本人の国民性

陳腐で私自身も辟易する比較論ですが、やはりなぜ米国にできて、わが国にできないのか?ということは考え続けなければならない問題でしょう。そして、その大きな理由の1つに、ルサンチマンに囚われやすい国民性があると思っています。「皆と同じ」であることが道徳的とされ、集団から飛び出して甘いぶどうを取った人々をナンダカンダと難癖をつけてイジメることで強引に「酸っぱいぶどう」に仕立ててしまう傾向が強い社会では、世界をリードするような新しいライフスタイルや技術イノベーションが生まれるはずもありません。

人の感情で「妬み」というのは非常に扱いが難しいと思います。
なので、妬まれないようにする、ということは実はすごく大事です。
確か佐藤優が、出世するためには人に恨まれるようなことはしない、と書いていたと思いますが、その通りです。

終身雇用を前提とした賃金体系

このような制度は、転職をしようとする個人に対して非常に強いブレーキとして働いてしまう可能性があります。なぜならいまの制度下では、30歳を過ぎたころから自分で働いて得た金の一部をデポジットとして会社に預け続け、定年前の10年間に、実質的には仕事をせずに年金のような形で払い戻してもらう仕組みになっているので、ある程度以上の年齢になると、このデポジット分の見た目の損失(実際には払い戻されない可能性が高まっているので、本当に損失なのかどうか分からない)が大きくなってしまい、転職できなくなるからです。会社にロックインされてしまうわけですね。まさに飼い殺しになるわけです。

これはつまり、若手の頃は会社にとって有益なアウトプットは出していなくても給料がもらえる一方で、脂が乗ってきて稼げるようになって以降は実績に見合う給料がもらえない、ということです。
なので、得をしている若手のうちに転職する、というのは合理的な選択肢なのだと思います。
逆に年取ってから転職するのは損する、ということです。

地道な努力が大事

このような世界にあって、職業選択にあたって「地道な努力を続けられるかどうか」というのは、実は最も重要な着眼点になってくる可能性があります。そのためにも「自分は何がやりたいのか?何をしていると楽しいのか?」という質問のほうが、「自分は何になりたいのか?」という質問よりも、遥かに重要だということになります。

何事もそうですが、コツコツできること、それが一番だと思います。

毎日を丁寧に生きる

仕事の縁結びは人脈ピラミッドの第二階層がキーになる、第二階層の人脈を大事にすることで「人脈の広さ」と「信用の深さ」の2つを育むことができる、ということはつまり、仕事のいい縁を呼び込むためには「何でもない毎日をていねいに生きる」ということに結局はつながります。

結局、そうなるんですね。
「原因と結果の法則」を読むと、毎日を丁寧に生きよう、よき人間になろう、と心が洗われる感覚になるのですが、まさにそういう感じだと思います。

まとめ:楽しい読書体験

書かれていることは、個人的に漠然と感じていたものが言語化されているようなものが多く、読んでいて「そうそう」と思う部分が多かったです。
また、これまでにいろいろなところで得てきた知識がつながる、いわば、点と点が線になる、connecting dotsな感覚があり、楽しかったです。

仕事選びのアートとサイエンス
★★

星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。

今日のマネテクポイント

山口周さんのビジネス書マンダラですが、めちゃくちゃ役に立っています。ちなみに今は、「エンデュランス号漂流記」を読んでいるのですが、極地探検は、まだ「冒険時代」であるにもかかわらず写真等のきちんとした記録が残っている近代という点で、非常に面白く、ビジネス目線での学びも多い題材な気がします。
もちろん、「アムンゼンとスコット」も然りです。