こんばんは、バカ大好き、バカ滝川@マネテク!です。

「バカが多いのには理由がある」を図書館で借りてきて読んだので、感想を書いておきたいと思います。

橘玲の本です

この「バカが多いのには理由がある」は、橘玲の本です。
元々は、森田正光の「役に立たない本ほど買え」の中で紹介されていて興味をもったので読んでみました。

内容は、橘玲が週刊プレイボーイに連載していた「そ、そーだったのか!?真実のニッポン」というコラムを元に加筆修正したものに、プロローグとエピローグを追加してまとめたものです。

「バカ」とは「ファスト思考」しかできない人

タイトルが釣りっぽいのですが、本書でいう「バカ」とは「ファスト思考」しかできない人のことです。
言い換えれば、直感でしか判断できない人、ということになるでしょうか。

これに対して賢い人というのは、訓練により「スロー思考」が身についています。

私達はみんなバカ

さらに、基本的に人間は進化の過程でファスト思考を重視するようになっており(それが生き残るために有利だったからです)、現代の人間もそこから逃れられない、ということです。

つまり、私達はみんなバカだということです。

スロー思考で考えてみると全く違う一面が出てくる

全体的には、ファスト思考で当たり前と思っているような事柄が、実はスロー思考で考えてみると全く違う一面が出てくる、という類の話がいろいろと紹介されていました。

管理人にとっては新しい視点、と思えるようなものも多く、この人頭いいなぁ、と思いながら夢中で読んでしまいました。
また、一見なぜそうなるのか理由が分からないようなことも、スロー思考、というか見方を変えると納得的な理由がある、というような話も多かったです。

ブラック企業が日本経済が過去10年で生み出した最大のイノベーション

特に印象に残ったのは、ブラック企業が日本経済が過去10年で生み出した最大のイノベーションだということです。

ブラック企業は最低賃金とサービス残業で正社員を使い倒し、アルバイトを雇うよりも圧倒的に低コストで労働力を確保することで驚異的な低価格を実現しています。
なぜそんなことが可能なのかというと、「正社員」という雇用形態に鍵があります。

つまり、日本では会社は「イエ」、つまり共同体であり、正社員は身内とみなされるため、会社は正社員を養う義務があるとみなされる一方、徹底的に使い倒す権利があるとみなされる、いうのがその理由です。
なぜ日本では同一労働同一賃金というグローバルスタンダードが実現しないのか、ということも明快に理解できたように思います。

市場の効率性に対しては一定の信頼

また、全体を通して市場の効率性に対しては一定の信頼をおいているように感じました。
管理人も、学生時代はケインズを学びましたが、最近はマネタリストというか新自由主義というか、規制は少なく、補助金はサービスの受益者に、という方がフィットするような気がしています。

バカが多いのには理由がある
★★★

星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。